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消防設備士乙6の勉強時間はどれぐらい?資格取得のためのポイント

2022.05.30

消火器やスプリンクラーなどの消火設備や、火災報知器などの警報設備、そして救助袋などの避難設備の点検整備を行える資格が消防設備士乙6種です。
試験を受けるとなれば、筆記試験と実技試験があり、資格取得には限られた時間で勉強します。

実際に消防設備士乙6種の試験を受けるとなると、合格にはどれぐらい勉強すればいいのでしょうか?

消防設備士乙6の勉強時間はどれぐらい?資格取得のためのポイント

消防設備士乙6種の出題範囲

消防設備士には、甲種と乙種があります。
甲種は点検整備と設置工事のできる資格であり、乙種は点検整備ができる資格です。
消防設備士乙6種の試験では、筆記と実技があり、出題範囲は以下の通りです。

 

・【筆記】基礎的知識 : 5問
・【筆記】消防関係法令 : 共通部分6問
・【筆記】構造・機能・及び工事・整備の方法 : 機械に関する部分9問、規格に関する部分6問
・【実技】鑑別等 : 5問

 

このようになっており、筆記計30問、実技5問です。
筆記は四択となっており、実技は回答方式です。
試験時間は筆記実技合わせて1時間45分であり、筆記は科目ごとの4割以上全体で6割以上、そして実技は6割以上得点すれば合格です。

筆記試験クリアを目指そう

消防設備士乙種6類は、筆記試験に合格しないと実技試験は採点してくれません。
そのために、まずは筆記試験クリアを目指しましょう。

 

・筆記試験の科目ごとで4割以上正解
・筆記試験全体では6割以上正解

 

この二つを満たせば筆記試験合格となり、実技試験を裁定してくれます。
筆記試験は基礎的知識、消防関係法令、構造・機能・及び工事・整備の方法と試験分野があります。
試験対策のためのテキストを購入するとなれば、消防関係法令から勉強すると良いです。

消防関係法令は、消防整備士が身につける基礎的知識の情報を学べます。

最初は消防関係法令から勉強していき、テキストに出てくる専門用語を覚えれば、他の科目を学ぶのにも役立ちます。
消防関係法令を学んでから、基礎的知識などを勉強するとスムーズに学習が進みます。

消防設備士乙6種の試験勉強のポイント

消防関係法令は、問題に登場する用語を覚えて理解していきましょう。
覚えにくい用語もあるため、試験合格のためのポイントは的確に用語の意味を理解することです。

例えば、防火対象物や消防対象物と似た用語もあるので、それぞれの用語を混同せずに意味を把握するようにします。

 

基礎的科目では、計算問題が出題されます。
公式に当てはめれば解ける計算なので、類似問題を解いて対策しましょう。
構造・機能・及び工事・整備の方法は、消火器について出題されるので、紹介の機能を覚えましょう。

実技は、消火器の名称と特徴をセットで覚えます。

消火器の写真を掲載し、その名称や特徴を問うのが実技の問題です。
名称か特徴のどちらかだけでは問題を解けないので、両方を結びつけて覚えましょう。

筆記も実技も両方とも、過去問題に類似した試験が出題されます。

そのために試験勉強ではテキストの他に、過去問題も解くようにしましょう。

3~5年分の過去問題を解いていき、間違った部分はどこが間違ったかテキストを使って確認します。

消防設備士乙6種関係のテキストが発売されているので、わかりやすいと思うテキストを購入すると良いです。

 

消防設備士乙6種の試験合格のために必要な時間

消防設備士乙6種の試験に合格するために必要な時間は、1日2時間以上の勉強を10日以上必要といわれています。
つまり、合計で20時間ほどの勉強時間を要します。

社会人の方で1日2時間の勉強時間の確保が難しいとなれば、1日1時間の勉強でも構いません。
その場合は20日から1ヶ月程度の勉強時間が必要です。

すきま時間を活用する

社会人の方は、仕事で忙しくて勉強時間が取れない方もいるでしょう。
忙しい方には、通勤時間や休憩中などとすきま時間を使った勉強がおすすめです。
5分や10分と短い時間でも良いので、毎日少しずつ勉強すると消防設備士としての知識が身につき、試験で十分な点数を取れます。

 

例えば1日10分勉強しても、1週間続ければ70分勉強できます。
最近では、スマホでもアプリを使って勉強できるので、通勤中などでも手軽に勉強できます。

音読して勉強する

長い時間テキストを見て勉強しても、集中力が続かない方もいます。
長時間集中力が続かないという方は、音読しながら勉強してみましょう。
声に出して勉強すると、学んだ内容を脳にインプットしやすいです。

 

声に出してテキストを繰り返し読むだけで、自然に脳に入っていき、暗記しやすくなります。
また、5分や10分勉強しては、短い休憩を挟むのも集中力を保つのに効果があります。

まとめ

消防設備士乙6種は消防設備を点検整備できる資格であり、学科と実技の試験に合格すれば資格取得できます。
学科に合格しないと実技を採点してくれないので、最初に学科試験合格を目指しましょう。

毎日こつこつ勉強するのが大切であり、試験合格のためには用語を覚えていき、計算を解けるようにします。

協立工業は、スキルを身につけてキャリアアップできる環境があり、興味がある方はぜひお問い合わせください。

 

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